2025年11月をもって50cc以下の原付バイクの新車生産が終了することにより、中古の原付バイクの価格が上昇傾向にあります。
新基準では排ガス規制強化や125ccクラスをベースにした車体となり、新車価格も従来より大幅に高騰しています。
この影響を受け、中古市場でも良質な50cc原付バイクの需要が高まり、価格が5万円から10万円程度の相場にあるものが、状態の良い車体や新古車は15万円~20万円台まで上がっています。特に新車生産終了の影響で今後も中古バイクの値下がりは期待しにくく、適切な選択と購入タイミングが重要です。

原付バイク新車生産終了の背景と影響

2025年11月から環境規制(EURO5相当)の適用により、50ccエンジンの原付は生産が終了し、これに伴い車両は125ccクラスを基にした新基準モデルへ移行。新基準原付の車両価格は20万円台前半から30万円台で、従来の50cc車より大幅な値上げとなりました。大量生産効果の喪失や高性能触媒搭載などが価格上昇の主な要因です。

中古原付バイクの価格動向

2025年現在、中古原付バイクの価格推移は大きく高騰しており、年代別に見ると次のような傾向があります。

2010年代以前
この時期の中古原付バイクは比較的安価で、5万円〜10万円程度が一般的でした。新車価格も20万円前後で、手頃なコストパフォーマンスが魅力でした。

2020年〜2023年
コロナ禍の影響で需要が急増し、2020年以降から価格が大きく高騰。特に2022年頃には人気車種や良好な車体の中古物が30万円を超える例も多くなりました。オークション平均価格も2020年の約18万円から2022年には30万円超えを記録しており、供給不足と需要増による価格上昇が顕著でした。

2024年〜2025年
2025年11月に50cc原付の新車生産が終了し、その影響で中古車の価格はさらに高止まり。特に良質な新古車や状態の良い車体は15万円〜20万円、希少車はそれ以上の価格になる傾向です。価格の高騰理由は、車種の供給減少とともに、海外輸出需要の増加も背景にあります。

年代別まとめ表(中古原付価格の目安)

時代 価格相場 備考
2010年代以前 5万〜10万円 比較的安価、流通も多い
2020年〜2023年 5万〜30万円超 コロナ禍と需要増により高騰
2024年〜2025年 15万〜20万円以上 新車生産終了に伴う高価格維持

中古原付は状態や走行距離によって価格差が激しいため、購入前に十分な調査と点検を推奨します。

中古バイク価格高騰の背景

中古バイクの価格高騰は新車供給不足や半導体・部品の供給遅延、物流問題、そして2020年からのコロナ禍によるバイク需要の高まりが重なったためです。円安の影響と海外からの買い付け需要も国内の中古バイク価格を押し上げています。
現時点では新車供給の安定化が価格高騰の沈静化の鍵とされていますが、50cc原付については新車生産が終了するため中古価格は下がりにくい見込みです。

このような状況を踏まえ、原付バイクをこれから購入する場合は、新車の高価格を考慮しつつ、中古車市場をよく調査・比較して状態の良い車両を早めに確保することが賢明です。中古車の価格上昇は今後もしばらく続く可能性が高いです。